高精度現場調査
3Dレーザースキャナーを活用した現場調査を行い、高精度の空間情報を取得します。
調査内容に合わせて2機種の3Dレーザースキャナーを使い分け!
弊社では特徴の異なる2機種の3Dレーザースキャナーを保有しております。
1機種目のFARO社製「FocusS70」はタワー型スキャナーに分類され、360°最大計測半径70mという広範囲の空間情報を約7分※という時間で取得できるスペックを有しており、プラント全容調査など比較的広範囲に及ぶ調査エリアでの使用に適した機種です。
1スキャンあたりで取得できる3Dデータも高精度ですが、スキャン位置を変えながら複数回スキャンを行うことでさらに高精度かつ濃密な3Dデータを取得し、後工程のエンジニアリング作業に最善の形で繋げていきます。
※弊社設定の標準スキャンモードでスキャンを実施した際のスキャン時間です。
2機種目のMantisVision社製「F6 smart」はハンディー型スキャナーに分類されます。三脚を使用し床面に据え付けてスキャン作業を行うタワー型スキャナーと異なり、作業員が本体を手に持ち、調査対象をなぞるような形でスキャンしていきます。
この特徴から、ポンプなど単体設備がスキャン対象となるスポット的な調査や、タワー型スキャナーの設置が困難となる機器の裏側など、狭い空間でのスキャン作業に適しており、小回りの利くスキャナーといえます。
スキャン時に対象をなぞる回数を調整することで、より高品質の3Dデータを取得することが可能となります。
この2機種を調査内容やエリアによって使い分ける、または組み合わせることによって、空間情報を漏れなく高精度かつスピーディーに取得することで、現場調査にかかる全体的なコストダウンに貢献します。
機械設備設計
発電所をはじめとする各種プラント機械設備設計を行います。2D図面・3D図面ともに対応可能です。
各設計フェーズにおいてお客様のご要望に沿ったアウトプットをご提供致します。
弊社ではプラント設備の設計を得意としております。
例えば、3Dレーザースキャンにて取得した空間情報を活用し、既存設備据付時の施工誤差までも網羅した計画設計を行うことで、新規設備据付時に発生することが多い他既存設備との干渉による手戻り作業などを低減でき、高品質・高効率設計を実現しております。
また竣工から長い年月が経っているプラントで図面情報が不足している場合であっても、3Dデータを活用し、各種図面整備はもちろん新たなプラント保守・保全手法の確立までをワンストップでご支援致します。
解析評価
設備・製品の解析評価を実施します。
根拠ある部材・施工方法の選定を行います。
近年地震や洪水などによる被害が増加傾向にあり、それに耐えうる安全性の高い設備や製品の製作が不可欠となっております。
単純に部材を大きなもの、硬いものにすれば良いわけではなく、解析評価によって導き出された部材や溶接仕様などの施工方法を選定し、設計・製作することで求められる耐久性を担保できます。
これにより、安全性の高い設備を妥当性のあるコストで運用することが可能となります。
3Dアーカイブ作成
3Dレーザースキャン技術を活用し3Dアーカイブを作成します。
現状をありのまま後世に伝えます。
重要文化財に指定されている建造物など世の中には後世に残して行きたい建造物や風景が数多く存在します。これらは完成から長い年月が経っており、建築当初の図面や施工方法などの情報が残っていないことがほとんどです。
従って、万が一火災や洪水などの災害で文化財が倒壊するなど、甚大な被害が出てしまった場合、前述した情報の不足により復旧困難となってしまうケースが多発しております。
このようなケースを防ぐ効果的な対策として挙げられるのが3Dレーザースキャン技術の活用です。
スキャン対象の構造3Dデータを取得することで図面化が可能となると同時に色彩や劣化の状態までも把握できます。
一般住宅も対応可能です。家族の思い出が詰まった建て替え前の旧家屋を3Dデータ化し、記憶だけではなく、いつまでも残る記録として保管します。